日曜日に生まれた子供
」のレビュー

日曜日に生まれた子供

紺野キタ

日曜日に生まれた子供に福音を。

ネタバレ
2025年12月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと時代を遡った貴族のお話。私はこの時代のBLがことのほか好きです。現代にはない不便さだとか、不便だからこそ許されるおおらかさを愛してやまないから。

表題作。貴族と執事の幼いころの出会いと、叔父との秘密の繋がり。それが明かされたときに、執事を何度も父親と間違えたことが貴族の優しさではなかったのか…と思い至り絶句。(そんな優しさが世の中にあるかい…)続くオリーブでは、奥さんが悪人じゃないのが良くて、オリーブに託された優しさが作品全体を包み込んでいるようです。

『森の郵便配達人』捨てられた少年に、居場所を示した番人。ただ同じベッドで2人丸くなって眠ることだけが少年の望むものの全て。描きおろしは最後までブレなかった少年の気持ちを思うと、涙無くしては読めなかった。2人をそっと見守る森の住人の気持ちになって読みました。

そしてBL本の中にまさかのGLが!こういう遊び心が大好きなんよ紺野先生!
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