ふかふかダンジョン攻略記 ~俺の異世界転生冒険譚~
KAKERU
理屈っぽいエロありきな設定、理屈屋は脱落
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
日曜の無料読みで1巻を読みました。脱落です。
いわゆる異世界チートの「俺TUEEEE」とは違った切り口になってはいる……ものの、作者さん本人の「俺TUEEEE」感があるというか……普通とは違った考え方をしててすごいだろ?みたいな上から感があり、それをキャラクターにしゃべらせている印象。根っこまで考えてられて立ち上がってくるような、設定の自然さがありませんでした。
自分は理屈屋である自覚があり、この作品にもある程度の理屈っぽさがあるが故の、同族嫌悪なのかもしれないな……と、自省。
女性がフツウに冒険者になるのは難しい、というのは同意ですが、それで「女性冒険者はほぼ存在しない」方向性ではなく、「Z級」なるものを考え出すところが、作品にエロありきという思想を感じます。本格というのならば、この設定は無しだなぁ……と思いました。従軍の娼婦の必要性は認識していますが、あれは比較的安全な場所で高給をもらえるから成立するのであって、こちらの「Z級」ではあまりに女性側に利がありません。報酬も少なく、利点は「ダンジョン内に行けること」ぐらい?危険に襲われた際にはまず見捨てられるであろうポジション。そんな位置に身を置きたがる女性がどれほどいるものでしょうかね。まあそもそも、男女の筋力差などに言及しているのにも関わらず、女性冒険者の見た目がガッチリ系ではないのも違和感ですし。
この女性キャラクターの扱いが最大のネックではありましたが、他にもツッコミどころは多く……。努力だけでは埋まらない才能の差、みたいなことを言いつつも、努力でかなりの上まで力をつけている主人公。ゴブリンとの試合まで、獣を狩ったりもしたことなかったんかい、という不自然さ。そして個人的なトドメになったのが、この世界観に唐突にブッ込まれた「TRPG」の言葉。「D&D」は1974年発売です。
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