ハヴィラ戦記
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ハヴィラ戦記

みのすけ/町健次郎/西村奈美子

設定メンタル面共に苦手だった

ネタバレ
2025年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 水曜の無料作品マラソン企画で1巻を読みました。
絵はとても良いと思います。
内容が苦手で脱落です。
設定にうるさい理屈屋にとっては、ファンタジーと現実のバランスが悪い。
ハヴィラと呼ばれる、コロポックルみたいな種族が中心ですが、このファンタジック設定に対して、「人間による絶滅からの保護」という現実的な設定が合わさっているために、世界観の軸足をどちらに置いて読めばいいのかがわからず入り込めませんでした。
ファンタジー寄りであれば、ハヴィラ達が自転車に乗っていても小さな本を読んでいても「まあ人間の縮小版としてのファンタジーなのね」で楽しく読めたかもしれませんが、保護区設定が入ってしまうと「その自転車どこでどうやって作ってんの」などの現実的なツッコミが脳内に湧いてしまって落ち着きません。
また、「解放区」という言葉が出てきますが、「保護区」に対する「解放区」って、結局それは人間によって設定されているものなのでは……?という点が気になりました。人間に設定された「解放区」なのか、人間の目が届かないハヴィラ達の潜伏場所なのか、大きな違いのあるどちらとして想定されているのかが読んでいて判然とせず。読み進めればわかるのかもしれませんが。
大きなプロジェクトの保護区なのに、どうやって異分子である沖さんが潜入していたのか、カラスに襲われるとか監視システム無能すぎんかとか、あっちもこっちも落ち着かない。
そこにトドメとして、キャラクターの動きが「作者の都合」感がありました。
保護区の職員としての「先生」の行動がいかにもな「権力悪」として描かれているのに違和感。
そして、マイの「無理矢理すれば」のセリフがものすごく不愉快でした。それまでの経緯を見ると、よほどやぶれかぶれな状態でなければそんなこと言わなさそうな子なのに(主人公を大事には思っている様子があったので)、主人公を泣かせるために作者に言わされた感が強かったです。あのシーンで完全に集中が切れました。
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