このレビューはネタバレを含みます▼
面白かったです!!表紙だけ見ると、ファンタジー要素や重苦しいストーリーを想像しちゃうのですが、ごく普通の美大生の等身大な生き様に焦点が合っていて、適度にカジュアルな内容で笑えるシーンも多々有りました。根底には自己肯定感に直結するストーリーかな?と感じました。講師の月衣さんも、周囲の人々からは個性の強い、我が道を行く人に見えて、実はコンプレックスがあったり、自分と周囲との折り合いを苦心しながら探っている様子が理解できてグッときました。
特に印象的だったのが、主人公が大学内で「ゲイか?」とか「男性講師と付き合っているのか?」と聞かれて、図星なのに激しく否定してしまったシーン。 講師の月衣に偶然その暴言を聞かれてしまい自己嫌悪で絶望しますが、月衣はまったく変わらない態度。「君が僕を嫌うことと、僕が君を好きなことは関係ないよ。だからすぐに嫌いになるわけがないし、君も気にしなくていい」
この考え方好きだなあ。