このレビューはネタバレを含みます▼
最新作の「クズ男のポエム」から「ススムミノル」「俺のおにくちゃん」を一気に読み、本作までたどり着きました。
まずこんなにお話の作りや登場人物の機微が丁寧に描ける方がBL作品を描いてくださることのありがたみ。すべての作品においてギャグの要素、シリアスさ、エッチさ、ときめくシーンのバランスがすごく好きです。漫画が上手い…。
暴力的で人を寄せ付けない将輝の変化の仕方にリアリティーを感じました。ものすごくときめいてしまった。すぐ手が出るタイプだから身体のほうが反応が早い。言葉はずっとぶっきらぼうだけど、触り方が変わったり、行動の方から変わる。だから「お前は嘘つきだ」と言うのも、身体の動きと違うじゃないかってことなのかな…(解釈鼻息) すぐ殴るのは全然良くないというか全然駄目ですが、ちゃんと昇華される方へ向かっていってよかった。
翼が抑圧から解放されて、誰かに評価をされない場で静かにピアノを弾いて幸せそうにするシーンで普通に泣いてしまいました。最初はお互いの利害の一致や歪みで繋がっても、ちゃんと向き合うと幸せな方向に行くっていうお手本のように感じました。
おまけのお話で、バーまで迎えに行ってバイクを横にタバコを吸ってる将輝を見て私が爆死してしまいました。なんだそれは。かわいすぎる。終わった。ありがとうございました。
もちの米先生の作品をこれからも楽しみにしています。