このレビューはネタバレを含みます▼
最初は暗い、ジメッとした感じで救いのない話かなと思ったけど全然違ってました。主人公?の清水君はちょっと大人びていて俯瞰的に物事を見て、何でも割と卒なくこなす優等生的な子で家もそれなりに裕福、そしてなんとなく退屈な毎日を過ごしていたが。そんな彼が同級生の信楽君の創作物に触れ、世界が少しずつ色をまとっていくような…そしてえも言われぬ面白さがあります(主に清水君のテンションと信楽君がドン引きしてる所とかw)一見大人しそうな子がクセ強だったり、清水君も見方を変えるとかなりトンチキな所が見えてきたり…人って見た目では分からないよねっていう事をじんわり伝えてくれます。途中で実在の人の本とか芸術家とか出て来て、ヘンリー・ダーガーが出てきた時にオォッと声が出てしまった(笑)あと登場人物の名前が焼き物なのも、好き。この作品が好きな人は「路傍のフジイ」とかも好きと思う。