半魔の竜騎士は、辺境伯に執着される【シーモア限定版】
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半魔の竜騎士は、辺境伯に執着される【シーモア限定版】

森永あぐり/矢城慧兎

続きが気になって仕方ない!!

ネタバレ
2026年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL界にだけ留めておくには勿体無いほど作り込まれた物語と人間模様です。
カイルは勿論のこと、カイルの周りを固めるメインキャラクターの魅力も良く敵キャラにすら感情移入してしまうくらいでした。
カイルを守ってくれる人たちの強キャラ感は凄まじく、この人たちがいたらカイルは何があっても助かるんだろうと思わせるのですが、肝心のカイルが危ないところに首を突っ込んじゃう物だから周りは気が気じゃなさそう。
でも、そんなカイルだからこそ周りはほっとけないし、助けたいと思ってしまう。天性の人たらしですね。
母親も同情できるほどに辛い過去ではありましたが、ロシュインに向ける愛情を少しでもカイルに向けてあげればと思わざるにはいられません。
名前に「宝物」と意味をつけるあたり、やはりどこまでいってもカイルは自分の子供というより自分をこんな身にさせてしまった男の子供という認識でしか無いんだろうなあと。
それでもやはり産んだ情がわずかに残っているような回想シーンを見せられて、私がまんまと絆されそうになっても、キースは眼光鋭く母親を睨みつけてましたね。痺れました。
普段は飄々としている男の真剣な表情にやられない人はいないんではないでしょうか?!それほどの魅力とギャップがあのワンシーンにはありましたね!!
続くハインツもカイルという魔性の男に取り憑かれた一人。
あいつが最初に手にしただけだと言ってましたが、きっと初めにカイルに出会っていたのがハインツであっても、その魅力に気付くまでもなく騎士団に連れてくることもなかったように思います。
アルフが気に入らないからとカイルに手を出したハインツでしたが、徐々に接するうちに、本当にカイルが欲しくなった気持ちに偽りはなかったんだなあと、3巻ラストのカイルに対する表情が物語ってましたね。
本人でさえも無自覚な感じがまた何とも切ない気持ちにさせられますが、無理やりはダメだ。
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