このレビューはネタバレを含みます▼
現在、アニメシーズン2。基本的には女子フィギュアスケートの話。
青年誌掲載で、主人公は2人。最初は小学5年生だったいのりとそのコーチになることを決めた25歳司先生。
いのりがメインに見えなくはないが、個人的には、司先生がメインに感じる。
作者様、こちらが初コミックとのこと。画力も内容も新人だったとは思えないほど。
いのりは、描写をみるとギフテッドに近い印象。
得意分野以外は、てんでうまくいかず、不器用で物忘れ多く、周囲が迷惑に思い仲間外れにされる。自分でもどうにかしたくても上手くいかない。ミミズ探し以外は(笑)
身体も小さく、思考も幼い。
母親が周囲に謝ってばかりだったこともあり、自分は迷惑な存在てと思い、自己評価も自己肯定感も低い。
司は、スケートに出会ったのが中学生のとき。やりたいと思ったら、周囲が「5歳から始めるのが普通」「教えられない」と周囲の助けは得られず、独学でスケートをできるようにした。初めてコーチがついたのは20歳のとき。
個人競技でなくアイスダンスならは、と教えると言われ仕方なくその道に。コーチがいたら、こんな簡単だったのだと、不遇の年数を悔いるが、全日本に出場。
いのりも、司も「夢」があったが、環境的要因(経済も含む)により、サポートを受けられない辛さを知っている。
司はいのりの才能を見いだし、過去の自分を思い出し、いのりを導きたいと思い、二人三脚が始まる。
いのりの自己肯定感の低さから、やりたいとしながらもやたらとビビリで幼すぎる思考なのに、ときどき小5とは思えぬ覚悟や願いを言うところは、ちょっとアンバランスだなとは思う(笑)大事なところだけど、子どもの思考ではないと思う。大人でも気づけない自己分析をするからだ。自分の状態を把握せず、大きな目標を言うのは仕方ないかもしれない(笑)
司は、それを受け止める。自分に何ができるか、いのりが前を向くためために何をしてあげられるかを考える。
自身のスケーティング技術は非情に高く、カメラアイ的な能力も持っているが、夢敗れた感が強いことから自信をもっていない部分もある。
フィギュアを通して2人が成長していく物語だと感じる。
アニメ12話、司のスケーティング必見!
司先生が、いつでも子どもたちに丁寧で、褒めても、子ども子どもした扱いをせず、誰でも「さん」づけにするところ、素晴らしいと思う。