賭ケグルイ
」のレビュー

賭ケグルイ

河本ほむら/尚村透

ちゃんと面白いよね(←もっとあるやろ)

ネタバレ
2026年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中学生ながら「なんだかおもしろい」と惹かれて読んでいた作品。
初期のはぎ爪コレクションや家畜扱いといい、エログロ&顔芸と結構癖の強い作品だなと今改めて思いますが、それ以上に「ギャンブルが合法の学園」それに付随する人間のエゴ&欲望の錯綜、そんな混沌とした中での「蛇喰夢子」という人物の放つ特異性。こんな人身近にいなかったですけど(今もだけど)中学生ながら、こんな環境でこのメンタリティで過ごせる女性というのが変わり者ということばでは足らないほど無二の存在なのはわかりました。そんな夢子だからこそ、鈴井くんとは安直に恋愛関係にならないし、むしろ夢子がギャンブル面等々でリードしてる、でも粗末に扱ってるわけじゃないんだよな・・鈴井君からしても一点きらきらしてみえる存在だと思う夢子は。たくさん生徒会メンバーとか、そういう地位についていなくてもそれなりに強いモブもたくさん出てくるけど、そいつらが味方になるのかならないのかが分からないのも面白みだったなと実感。
早乙女は完全に悪者だったし、味方になったり、あまつさえ外伝の主人公になるとは・・、凄い作品だよな。
生徒会長の存在感・つわもの感も凄まじいし、副会長や補佐の清華との関係性、心酔されているだけと思いきや生徒会長もそれなりに想っているという・・夢子とのタイマンが凄かった。
どの人物にしても、ギャンブルの敗者は服従(ポチ行き)っていうのが合法化されているからこそか、その学園の雰囲気からか、同性間、異性間、かかわらず、「相手を屈服させて自分の支配下に置きたい」とか、でも協力関係を結んだりだとか、そういうのが錯綜していて面白かった。
「なに喰」一族もしばらくするとでてきて、ここにきて主人公(あれ><夢子ってそうだっけ)がそういう特別一族の血筋で異端児扱いとかいうなにそれかっちょいいと思わずにはいられない・・・。
そういえば夢子のビジュアルも鈴井君のビジュアルも、、双にでてくる長髪鬼目姉さんとかも良いよね。
夢子は日本人形みたいな姿に豊満な体で、言ってみれば「日本チック」なのに、その貞淑そうな容姿を破る奇抜さ、鈴井君は気弱そうで、でも不快感はないし夢子から学びを得て成長する理想的若者、鬼目姉さんは子供心ながら「ツヨソ~やっぱツヨイ~」ってわかる感じ。
レビューできる作品探そと思って書いただけだったのに、意図せず字数上限いくこの作品やばすぎ。
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