聖女はとっくに召喚されている。日本に。【電子単行本】
」のレビュー

聖女はとっくに召喚されている。日本に。【電子単行本】

しなえまな/守雨

摩訶不思議な世界観

ネタバレ
2026年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界転移や悪役令嬢モノを読み漁っている者として、その逆バージョンの本作は何か新しい気がして気持ちが惹かれました。
魔法が存在する世界から現在日本に転移してきた主人公は、その身体に秘める魔法を溜め込んでしまうと体が不調をきたしてしまうという難題を抱え、頻繁にその力を使うこともできず、小出しに陰で人々の不調を改善しながら、記憶喪失を装い町の片隅でひっそりと生きて5年になる。
1巻ではまったりとした進行で、不思議な世界観に浸る感じだったのですか・・・

魔法というその不思議な力は、転移したこの世界では存在しないのに、八百万(ヤオヨロズ)の神が居ると信じられている日本で、例えば超能力の様な、例えば見えざる霊や魂、例えばお地蔵様や石碑に宿る神の様な・・・それ等と同等なモノとしてえがれているように感じます。

異世界から来たという秘密を抱え誰にも相談できずいつも不安な気持ちで過ごしていた主人公に、少しづつ変化が起きてきて知り合いも増え、訝しく思っていた人物が実は石の「道祖神」で唯一の頼れる存在になっていく・・・という摩訶不思議な流れ。

割と淡々と物語が進行するので、ガッツリ興味を持たれる作品ではないかもしれませんが、日本の昔話や言い伝え、不思議な出来事等が好きな私としてはジワーッとハマってきてしまいました。
その中で、意外にも大変な敵に対峙しなければならない展開があったり、突然タイムリープしていたり、元の世界に呼び戻されたり・・・と不思議てんこ盛りの展開!!!
そもそも、この現在日本へ召喚したのは誰だったのか⁉︎
現在5巻。
この物語がどう転がっていくのか興味津々です。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!