ぼくらの☆ひかりクラブ
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ぼくらの☆ひかりクラブ

古屋兎丸

狂気の集団に陥るまで

ネタバレ
2026年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本編と違い鮮烈な印象はないが、世界観の深堀になった。
本編でも、最初は完全無欠な存在にみえた「ゼラ」が人間臭く裏切りを嫌うただの人間だと徐々にわかっていったが
これはその「人間臭さ」の部分をより強く補完する。「ゼラ」のはりぼてがいかに形作られていったか。ただ唯々諾々と神に従うだけにみえた一人ひとりにも思うことがあったことがわかる。あちらが好きなひとは間違いなくこちらも好きだろう。それにしても感想を書いている今もこんな世界観を表現する作品・ジャンルが日本に存在していることに驚く。そしてそんなジャンルを愛好する人間が一定いることも。「富江」という作品も似たような層に人気なのか。
最後のギャグも本編のままふざけていて、こんなにグロテスクな作風なのにそれがなんだかしっちゃかめっちゃかで、新鮮な味を寄こしてくれる作品だった。これは同人作品らしく元になった演劇もあることに驚き。またひとつ世界を知った。
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