目が覚めました 奪われた婚約者はきっぱりと捨てました
あしかうみ/鬱沢色素
雪華
さん
(女性/40代)
総レビュー数:145件
このレビューはネタバレを含みます▼
今や脳内お花畑のアンポンタンがほざく定番の台詞ですよねぇ。
ヒロインは侯爵令嬢という高位貴族、馬鹿婚約者は子爵令息という下位貴族、間違っても浮気なんてできる立場じゃないくせに、他の女に(しかも色んな令息に声をかける尻軽認定されても無理もない女)余所見して放ったらかしにするという馬鹿っぷり。
「心から愛してる」美しい婚約者を他の男に取られたくない(←これも大概失礼な言い分だろ)一心で地味な格好をしてほしいと頼むまではまぁわからんでもないけど、目立たない外見になったら余裕が出来て他の女に目が向くってどういう理屈だよ。
しかも、自分が頼んで地味な格好をさせたくせに、ヒロインが婚約破棄を決めてもうあいつの頼みを聞く必要ねーなと地味な格好を止めたのを「自分の気を引くためだ」という勘違いなんて、滑稽通り越して寒すぎる。
ヒロインが「家格は高くても瑕疵有りの悪評だらけで貰い手がいなくて困ってる侯爵令嬢」ならともかく、王族の妻にもなれるだけの令嬢だから、特に秀でたものがあるわけでもない誠実さも無い子爵令息なんざ、婚約してもらえてヒロインに愛された幸運を噛み締めてなきゃ、そりゃ切り捨てられますわな。
私も、裏切られたら怒りよりも氷点下まで気持ちが冷めてどうでもいい存在に成り下がるので、あっさり目が覚めたヒロインの気持ちが理解できますね。
無料立ち読み分だとわからないけど、侯爵令嬢に対する侮辱分も上乗せされた莫大な慰謝料を請求されてもおかしくない事態ですからねぇ。
王候貴族の婚約って、基本政略的なもので家同士の契約なのに、聖女候補の女に誑かされた令息たちの婚約者が苦言を呈するのを、嫉妬だ何だとほざくのも失笑もんですね。婚約者以外の女性と不必要に親しくしていることを咎めるのは婚約者の当然の権利で、しょうもない嫉妬なんかじゃないことすら理解できない馬鹿共も、一斉に婚約破棄されてしまえばいいのにね。
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