9番目のムサシ
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9番目のムサシ

高橋美由紀

慎悟……慎ましくも悟ってもねぇなオマエ…

ネタバレ
2026年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読んでみました。
凄腕エージェントが派手なアクションで事件を解決!秘密組織だけど派手。そんな短話連作っぽく始まったこの作品、心情描写に掴まれるところは無いけど軽めのアクションものとして読んでました。
が、慎悟が出てきて、慎悟がストーリーの中心に居座るようになってからどんどん「無理……」ってなりました。彼の退場を願い続けて6巻まで読み、やっといなくなると思ったのに……思ったのに!!
彼は退場しませんでした。私は耐えきれずに離脱です。
彼、思い込みが激しい恋愛脳で、たいへんわたくしの苦手とするタイプです。加えて「親友」に対する思考回路や態度もひどかった。一言で言うなら「自分勝手」なタイプで、これがお相手として存在してたら、それを選んだムサシの株まで下がっちゃうレベルに、個人的に苦手でした。
また、6巻まで読んでも、ムサシがどうして組織に属しているのかとかの背景描写が皆無で、ふんわりしすぎていたのもマイナスでした。「すごく強い」「すごい組織」とだけしか無く、理屈屋としては好みではありませんでした。
一番好きだったのは、4巻に登場したアコちゃんです。わがままお嬢様キャラだけど、ムサシのことを心配して、ムサシを守ろうと行動する……こう書くと慎悟と同じように見えるんですが、慎悟がうじうじしつつも男だからっていう微妙な上から感で動いているのに対して、アコちゃんは「いくら強くたって私と同じ年頃の同じ女子でしょ!?」っていう同格感かつけっこう気が強いサバサバ感が良かった。……バディの位置に置くなら、アコちゃんの方が良かったよぉ〜……。

1巻と、2巻の最初の話までは、ミステリアスな美人が事件を解決するアクションものとして、気軽に読めます。
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