さよなら恋人、またきて友だち
」のレビュー

さよなら恋人、またきて友だち

yoha

ファンタジーだけど凄くリアリティある話

ネタバレ
2026年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごい。
オメガバというファンタジーの物語なのに人物の心理描写や話の展開にすごくリアリティがあって、まさに現世の自分もこの物語の中に存在して体験しているかの様です。
話の幹と枝葉の構成が巧い。
オメガバ世界なら起こり得るであろう深刻な事件やその様々な(本当に様々な)要因が過不足なく必要十分に配置され、伏線とその回収も含め惹き込まれながら一気に読み進めました。

オメガバ物はその設定の特性上、話にリアリティを持たせる内容だとどうしても強◯や輪◯の要素が入ってくるので、最近はそれ系の話を読むのが段々キツくなってきてました。
ですがこの作品はシリーズ3部作でオメガバ世界の"奥"にある物を描いている様に感じられて、また人間の表層と深層心理、集団心理の怖さ、人が最終的に信じたいものなど様々な要素が描かれ、陵 辱シーンのダメージはあったものの、物語の主旨を追うべく没頭して読み進められました。
オメガバ作品の白眉であると思います。
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