このレビューはネタバレを含みます▼
高3 鳴海×同級生 百々地
黒井つむじ先生の清涼感(声量感)溢れるDKBL
寡黙と噂される百々地はちょっと遠目に見られがち。
放送委員のため、公園でひっそり練習しているところを、鳴海が見つけ、覗き聞きしています。
あるきっかけで、鳴海が声をかけ、公園でふたりで声を出す練習をすることに💕BLあるあるだとベッドに持ち込んで喘ぎ声、、、なんて展開ですが、ここはつむじ先生!公園では原稿を読むという爽やかさ。
お互いが無意識に惹かれあい、キスをする仲になっていきます。鳴海から、思いがけず、というキスでした。
この告白なしのキスシーンがたくさんあって、校内でも人目につかないそと階段とか、いいわぁ〜っと顔がゆるんでしまいました。
ストーリーは百々地の引っ込み思案なところから始まりますが、もうひとつの裏ストーリーで、鳴海が失敗から自信を取り戻す、というテーマがあります。運動神経のいい鳴海が、リレーで失敗し、陰口を言われたことで、学校行事に消極的になっている。そこを百々地という存在が彼を変えていきます。
男子高校生の欲望に素直なところや、カミングアウトに驚きつつ、周りの友人たちが自然と受け入れているところにほっこりします。
逆に言えば、抵抗なさすぎて、ちょっと古いBL世代は受け容れにくく感じる部分かもしれません。
つむじ先生の作風が、性差を重くとらえすぎない感じなので、葛藤して苦しんで〜っていうのが好きなかたには向かない作品かもしれませんね。
カバー下のおまけは放送委員の百々地に来たアンケート。心配になって訪れた鳴海が読み上げると……
放送室のマイクスイッチの切り忘れってあるあるですよね。高校時代ジャズの流れる昼休みに、オナラ炸裂音が入り込む放送事故があり、記憶に残りすぎて忘れられません(笑)
百々地も、エッちもほどほどに、卒業までやらかさないことを祈ります!