成長痛【コミックス版】
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成長痛【コミックス版】

さきしたせんむ

メリバとも言い難い。『一緒』に幸せに。

ネタバレ
2026年5月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本になるの待っていました。ようやく読めました。表題作+短編2作品。ここ最近のヤンデレ界隈の中でも群を抜いていた。そしてかなり一方的。執着の中にも分類がいくつかあると思うのですが、この作品はなんというのかな。かなりマイルドに言って、依存的で自己中心的な部分を抽出したような子でした。亮ちゃんから奪われていく未来が、光が、じわじわと侵食してくる闇が、怖かったです。蝶や蛾?を標本にしているように、亮ちゃんのことも飛んでいかないようにしっかり縛り付けておきたい欲望。羽を折る、骨を折る……。果たして家族や周りの人間たち、環境はどうやって丸め込んだのだろうか。亮ちゃんに関することへの行動力は、何事にも勝るのでうまくやったのでしょうが。同級生に遭遇した後の亮ちゃん居た堪れなかったな。ちょっと気持ちを整理してからもう一度読み直す必要がある。なんにも悪いことしてないのに。この台詞がかなり刺さった。愛してるってなんなんだろう。愛が怖い。それを上回る、寂しさや孤独感があるのでしょうか。どうしても人肌が必要なのでしょうか。私はメリバとも言えないかな。そこに歪な愛が生まれたのかもしれないけど、そうあって欲しくない気持ちがある。囲われた側は結局、相手しかいなくて共依存になって利用するしかない。でもそれって、愛なの?まぁ、なんにもしてないって言っても、最初に手を差し伸べたのは自分なんだけどね……。善意が自分を窮地へ連れていくなら、私たちはどうやって生きていけば良いのでしょうか。短編2作品、どちらも好きでした。戒めの昔話のような。それを、短編として描きあげている先生の技量に脱帽。こんなことになるから、気をつけようって感じ。ちょっともう一回読んできます。ありがとうございました。
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