泥船貴族のご令嬢~幼い弟を息子と偽装し、隣国でしぶとく生き残る!~
寺里甘/江本マシメサ/天城望
このレビューはネタバレを含みます▼
コミカライズを読めるところまで読んでから原作で完結まで辿り着きました。
コチラのコミカライズも残すところわずかと思われるので、間もなくエピローグを迎える事でしょう。
ただレビュー数の少なさに驚きと共にあまり読まれていない事が残念です。
死に戻りでの起死回生逆転劇なのですが、一度目の人生が終焉を迎えるまでの展開は酷い虐げられ方で、酷使されるサマや弟が周りにいる人間に暴力を受けたであろう傷だらけの姿は、この劇画タッチの作画が悲壮感を醸し出していて見るのも辛くなっていました。
二度目の人生になってからは、誰に悪意があるのかがわかっているので同じ過ちを繰り返さないように対処した為、難を逃れ主人公と弟は隣国に渡ります。
そして、第二部仕様のような雰囲気がガラッと変わっている背景の中、お世話になっている侯爵家に出入りしている騎士さま始め、王家にまつわるミステリー仕立てになっていて凄く惹きこまれました。
亡くなった侯爵家の孫の死の謎、王妃の一人息子と初代公妾の子供と二代目の公妾の男児が複雑に絡み合い、皇位継承権をめぐり、王妃派と公妾派の対立における国内の混乱等々。
コトの真相が知りたくて原作を最後まで駆け抜けて見届けましたー。
面白い!
面白いのですが星を一つ減らしたのは、物語の人間模様が複雑で説明がすごく長くなっている事。複雑なコトの裏側には意味があるのですが、途中で悪役がわかってしまう事や前世との結びつきと叔父一家のその後など、物語後半には再度の登場もあるのですが全体的に希薄に感じてしまう部分がありました。(個人の感想です。すみません!)
時を巻き戻したのは誰か⁉︎・・・なども少し薄かった印象です。
いいね