二度目の人生では、お飾り王妃になりません!
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二度目の人生では、お飾り王妃になりません!

清川和泉/さとうさなえ/音中さわき

ペンダントに秘された真実

ネタバレ
2026年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作画の美麗に惹き寄せられて他のサイトで読んでいました。
続きが気になったので原作も完結まで読ませていただきました。

冒頭、処刑される寸前の描写なので綺麗さが発揮されていませんが、もう少し試し読みが長いと沢山の方に気がついていただけるかもしれません(^.^)
デフォルメの絵もとっても可愛い。

物語は、無実の罪で収監されなんの弁明もできないまま時をさかのぼる流れから始まるので、少し読み進めないとお話の輪郭さえ見えてこないかもしれません。
タイトルの『お飾り』の由来は、生まれた時から王太子の婚約者になる立場だったけれど、虚弱体質の為その役目を十分に果たす事ができなかった主人公が、王妃になってもその身体の弱さで公務もできずほとんどの時間をベッドで過ごしていて沢山の人の負担になっていたことからの事象。

でも、ソレもコレも全て理由があったのです。
読み始め初期は〝魔法〟が存在する世界観だと気が付きませんでした。
舞台である『ラン王国』は近隣諸国に比べても際立った産業もなく弱小の国だったが、魔法に寄与する〝魔宝具〟なるモノをこの国の〝魔術師〟が作り出した事により徐々に国力を高めていき、今では他国に抜きん出た存在になっていた。そしてその道具を起動させるための魔鉱石の存在が物語に大きく影響してくるのです。

本作の特筆すべき点として、時を戻してソコからやり直す本筋に対して、もし・・巻き戻らなかった場合の一度目の人生の続きを見る事ができたこと・・でしょうか⁉︎
主人公自身もそうなのですが周りにいた信頼できる人々までもが、二度目を生きる〝今〟とかけ離れた世界線にいたのがとても興味深かったです。

二度目を生きる主人公「セリス」が、〝もう何も失うモノはない〟と捨て身の行動を起こしていく事で色々な事が変化していく成長物語だとも思えます。
ただ原作では、顔色ひとつで他人の思いの裏側まで察してしまうセリスの聡い感覚は、あまりに都合の良い解釈だなぁと思えたので、コチラのコミカライズでは表情の読み取り等をどう表現されるのか、楽しみにしています。
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