義弟を虐げて殺される運命の悪役令嬢は何故か彼に溺愛される
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義弟を虐げて殺される運命の悪役令嬢は何故か彼に溺愛される

雪光貴/山梨ネコ

ヒロインの孤独が胸を打つ

ネタバレ
2026年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻、メルティアが花束を拾うシーンで年甲斐もなく泣いてしまいました。それはメルティアの孤独にロイが気付いた瞬間だからかもしれません。メルティアはロイの前では悪辣、その他の大人の前では明朗だったり演技上手だったり、でもその実とても孤独です。ロイは不遇ながらも、年の近い心を許せる仲間がいます。が、メルティアには誰もいません。執事は味方側ですが、うまく懐柔せねばならず心を許せるとまではいきません。忠誠心のあるメイドなども出てこず、同年代の令嬢との交流なども排され、はっきり言葉では書かれていませんが、メルティアが実に孤独に描かれているのが、あのシーンの感動に繋がった気がします。
このように、「言葉で書かれていない(が描写はされている)ゆえに伝わること」のラインが自分にはとてもしっくりきました。
あとメルティアの表情が悪辣シーンも素のシーンもとっても魅力的です。
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