愛人を囲う冷徹な伯爵との典型的な政略結婚、そして嫌われからの溺愛、その結末。
ぺぷ/宝楓カチカ/色素
ヨル
さん
(女性/50代)
総レビュー数:560件
このレビューはネタバレを含みます▼
無料分から。
題名からのストーリーの推察は「またよくあるヤツかな〜」くらいの印象だったのですが、この作品には何か感じるものがあって読み始めました。1話の無料分の最後で「…え、なん、え???」ってなりまして。取り敢えず皆様のレビューなど参考にしてみようと、狼狽えながら情報を得たところ…ますます「ひえええェッ!!」でした。小説を購入しようかと、そちらにも飛んで…それでまたどうしようかと迷う…
ぺぷ様の作品は初なのですが、こちらのコミカライズの絵柄がかなり好きなやつで…続きが読みたい読みたい気持ちが半端なく襲ってきます。お話の内容はかなり重いようなので…葛藤中…
うわああああああぁ!!!
読みたいのに読むのが怖い…でもわたくし、きっと購入してしまうと思います。心してかからねば…
【ここから追記】
まずコミックを購入→読了(原作はまだ未読)
この独特の絵柄がめちゃくちゃ合ってます!直感間違えて無かったです。不穏な描写が無ければ「よくある溺愛されるやつだ」ってなる所なのに、その溺愛を見たい!と待ち望んでしまう様な魅力的な絵柄です。(正直、そのありきたりだけでもいいと思えるほど良かった)伯爵がエリーゼ→→になっていく過程の心理描写が見事に描かれている。逆に内側にもの凄い思いを抱いているであろうエリーゼなんだろうが…彼女の中にも別の何かが生まれていそうと感じてしまう。この二人がこのまま幸せに…とはならないのであろう事が物凄く苦しいです。苦しいのに、何度も繰り返し読んでしまいました。こんな事は初めてかも。ぺぷ様の絵柄と画力の素晴らしさに圧倒されました。最初の頃の伯爵の表情は、彼の内面の冷酷さをあっけらかんと表していたり、話が進むにつれて微妙に変わっていく様子。流れる様な強弱の線画はシンプル。なのに細かい表情もしっかり読み取れます。そしてなにより、とても美しい。赤面の様子も薄っすらと分かるほどに留められていて、大袈裟でない表現がこの作品らしい。
次が読みたくて仕方ない。複雑な気持ちです。
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