花神と蛮王
」のレビュー

花神と蛮王

緒川千世

世界観がいい!

ネタバレ
2026年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ カーストヘブンも好きでしたが、このお話のが好きかもしれません。
ヒマラヤの奥地の国、チベット辺りが舞台なんでしょうか。そこで生神様として崇められ日々人々の不調を治していくミルザ。でもその力は本当は奇跡の水によるものなのにたまたまヤギを救ったところを目撃されて神様だ!と崇められ軟禁状態の中15年…想像するだにものすごく辛いなぁと思ってしまいます。

そして奇跡の水を補給しに行ったところで出会ったアスラは実は蛮族の王で、2人は決して交わってはならない関係だったって、もうそういう展開が大好きな私としてはもうそこで大好き!ってなるわけです(ちょろい

いえ、もちろん内容自体も深く考えさせられるお話でした。最初に勘違いした人も悪気はなくて、でもミルザは結局被害者なんですよね。そして奇跡を起こすということはどこかでその歪みが生じるということ。それが本当に人の為なのか、何だかそういう根本を考えてしまいました。2人が出した結論もそれはそれで希望が見える終わり方だったと思います。
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