人の余命で青春するな
」のレビュー

人の余命で青春するな

福山リョウコ

先まで見守りたいです。

ネタバレ
2026年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元々、若い時から好きな作家さんの最新作。でも、身近な人を看取り、自分も持病(余命が短い病気ではありませんが)があり、内容的になんとなくずっと保留にしてました。
でも、最近読んでる漫画のジャンル(異世界モノ中心)に少し飽きて、思い切って最新刊まで一気に読んでみたら、相変わらずの独特な台詞回しや、印象的な絵だけで魅せるシーンに度ハマりしました。動きのあるコマ運びや、キャラの表情がとても良くて、素敵な絵には文句無し!略画も可愛いし。
ストーリーは久しぶりに涙腺にもキマシタ。

「知ってる」って……

えー、何それーーー!!!
おばちゃん、叫びそうになっちゃったよ!

主人公の心情は、自分にも重なるところがあるから想像に難くなく、感情移入しまくり。最新刊までに少しずつ散りばめられている「余命」が「本当」だと思わせる環境描写(入院生活や兄の過保護な所とか通院日?みたいなのとか)が出る度に、ソコはやっぱり切なくなります。
でも、人の最期と恋愛を絡める作品は、昔から少女漫画のジャンルとしては沢山あり、何作も読んでますが、この作品のテーマが単純な「お涙頂戴」では無いところに、大きな“価値”を私は感じます。
相変わらずの独特なユーモアは、昔の作品よりも更に洗練されてて、一旦「命」を脇に置いて、楽しく読めます。いい歳をした私にさえ「青春」の熱を思い出し感じさせてくれます。
背景が子役達の芸能界で、とてもニッチなのも面白いし、先生や個性的なクラスメート達も、悩みつつも元気で良いし、毎月の行事の設定とかも上手いなあ。友人達の人間関係や心情も成長先が気になります。

そして、ヒーローのネジ君が優しくてカッコ良すぎて。色々「覚悟」してるこんな子、惹かれるに決まってるじゃん!

是非とも3年先まで見守って、一緒に“いきたい”と思わされてます。最新刊、待ってます。
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