てだれもんら
」のレビュー

てだれもんら

中野シズカ

伏線回収が待ちきれない

ネタバレ
2026年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 推し作家さまが推してたので、完結してから読もう…と思い2巻まで積んでいたのですが、うっかり読んでしまい見事に沼落ち。すぐに3巻を買い足し、4巻を全裸待機しています。ああ、待ちきれない…

明の謎は少しずつ明かされていきますが、3巻で彼の謎の核心がようやく見えてきた感じがします。
その核心にはトオルがいて、だからこそ読者はもどかしい。謎を隠すがゆえに距離は空いたままで、しかし隠すのはトオルとの関係を保ちたいがゆえでもある。そしてトオルはもっと近しくなりたいと思っている。この二者のすれ違いが読者(と中村くん)には大変もどかしく映ります。
その互いへの距離感の意識は、二巻冒頭と三巻ラストの後ろから……の違いにも表れているようです。トオルは近くなりたいけどなれないいじましさ、明は自らのエゴも認めたうえで彼を守りたいと思っているような包容。あ、やばい頭に血がのぼる。
前後の構成が似ているからこそ、二者の違いが映えますね…。

お仕事の話や、食べ物の話、そして和風ファンタジーとしても読み応えがありますよね。男男間の関係性を楽しめる漫画としてレベルが高いと思います。BL好きのリア友を探すためにこの漫画を推すことで"匂わせ"できそうです。

ああ、トオルの思いが報われてほしいし、明もなんでも背負いすぎないでほしい。2人がずっと一緒にいられますように。
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