ワンダーフォーゲル【SS付き電子限定版】
」のレビュー

ワンダーフォーゲル【SS付き電子限定版】

草間さかえ

一回めはわかりにくいけど

ネタバレ
2026年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 精神科のグループワークのような場面から始まり、大学のマルチ商法研究会に場面展開するけど人物や状況の詳しい説明はないまま。その後、徐々に登場人物の関係や過去が明らかになってきます。
最初に読んだときは頭の中がハテナマークのまま読み進めて途中から状況がわかってきた感じでした。
後半はゆうととしろう君の再会のキーマン、沖津稜のお話。続編のセンスオブワンダーに続きます。
センスオブワンダーまで読んでからもう一回ワンダーフォーゲルから読み直すとわかりやすいと思います。

特殊な状況で自分の言うことを信じてくれる人が誰もいないまま、自分の力で立ち直ってゆうちゃんを探し続けたしろう君の強さにジーンとしました。ゆうちゃんが本当の意味で自分の人生を生きられるようになったのはしろう君のおかげだし、ゆうとにとってはまさにずっと”ヒーロー”で生きる支えだったんだよね。

気楽に読めるわかりやすい作品ではないけど、味わい深いと言う意味で面白い作品でした。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!