稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ【分冊版】
嵐華子(カドカワBOOKS/KADOKAWA刊)/昴カズサ/八美☆わん
このレビューはネタバレを含みます▼
前前世が無実の罪で希代の悪女とされ、前世は日本のおばあちゃん、孫世代になにをやられても「まぁまぁ反抗期なのね」とかで微笑ましく思うばかり、というキャラ設定&無能無才を装って平和に暮らしたい、という設定は良いと思います。私も「ホントはすごい人なんだって誰か分かって!気付いて!認めてあげて〜」と思いながら読んでました。ただ、最新話らへん。直接「ざまぁ」した相手が、ほぼ今まで出番のなかった(主人公の婚約者である第2王子の)護衛騎士。しかも理由が「主人公を助けに危険地帯に来た婚約者を止めなかった。護衛対象を危険から遠ざけられなかったから騎士にあるまじき行い」、「前前世で遺恨のある家の子孫だから」という意味不明さ。確かに主人公を虐げて妹の味方をしていた一人だけど、反省してるし、この子そこまでのことした? 1番読者にヘイト買ってた公子は魔物に捕まってたとこをお兄ちゃんに見捨てられただけで終了だし? 主人公が公子達を助けなかったのは、主人公の班のメンバーから魔物避けを奪ってったせいだからまだ理解できるけど、今までおばあちゃん目線でどんなにアホなことをやっても生温かく見守ってたのに、前前世遺恨のあったうちの子ってだけでそこまでする? キャラブレ甚だしい。
それに、主人公の班の子達や主人公のお兄ちゃんがすごく主人公を心配して死地に助けに向かおうとしてるのに、主人公、自分だけ行方不明になってることの影響考えずにのほほんと釣りしてるし。この主人公、無理。
いいね