零れるよるに
」のレビュー

零れるよるに

有賀リエ

沢山の人に読んで欲しいと思った

2026年7月17日
幼い頃から児童養護施設で育ったよると、天雀(てんじゃく)の物語。愛情を失った二人が支えながら成長していく、ヒューマンドラマ+ラブストーリー。
家族、貧困、親との関係、DV、居場所探し…。
自分は親になったこともないし、福祉の仕事をしているわけでもない。分かったフリで理解した気になったり、何も知らないのに語ることは出来ない。
作中、福祉のプロ達が二人の関係を心配するなか、バイト先の男性が言った一言。その答えが知りたくて途中流し読みをした。すぐに冷静になって戻って読み直したけど、不安で早く先が知りたくなる。

身近に天雀のような育ち方をして、早くに家を出て生きてきた人がいる。読んでいてその人の顔が思い浮かんだ。沢山の愛情をあげたい。
よると天雀も、きっと大丈夫。簡単な道ではないかもしれないけど。
ずっとずっと幸せでいて欲しいと思う。
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