王妃アリアは揺るがない~陛下は側妃に夢中なので、私は国造りいたします~
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王妃アリアは揺るがない~陛下は側妃に夢中なので、私は国造りいたします~

春咲ルネ/鳴宮野々花

健気で気の毒なヒロインの幸せを願う!

2026年7月19日
分かりやすいテンプレ設定。ヒロインはあくまで健気、国王と側妃は呆気にとられるくらいおバカさんで、結末は“ざまあ”されるんだろうな…どんな“ざまあ”かが見どころになりそうです。

ヒロインは小国の王女。大陸一の大国ラドレイヴンの国王から一方的に求愛され、応じなければ自国の独立を保てない為、政略結婚を受け入れます。

王女としての責務を個人的な感情より優先する覚悟でしたが、初夜に土壇場で応じきれません。国王は無理じいせず、ヒロインの気持ちを尊重してくれます…が、この先がいけません。不成立の初夜から1週間後に他の女を寝所にひきいれ、3カ月後には側妃を迎えます。(心変わり早っ!)

結局ヒロインは白い結婚のまま、公務に追われる状況に。側妃の豊満な肉体で骨抜きにされた国王は、側妃の際限のないわがままをかなえ続けます。

側妃はすぐにマウントを取りたがる狭量な女で、贅沢な暮らしにしか興味がありません。国の財政を湯水のように使い、それが民からの血税であることなど、微塵も関心ありません。そして言いなりになる国王。

このままでは先行きが暗いばかりです。ヒロインは財政難な中、なんとか破綻を防ごうと孤軍奮闘します。

国王の側近からは疎まれ、夫は他の女に夢中。責務は山積み。気高く自分を保ち、懸命に働きますが、かなりの無理を重ねます。

それを静かに見守る幼馴染みであった護衛騎士。護衛騎士の方は明らかに道ならぬ恋を自覚しており、ヒロインも護衛騎士の存在に心癒され、苦しみに耐える“よすが”となります。

お互い立場を充分にわきまえており、本心は明かしようもない悲恋。報われる見込みもありません。それでも相手への想いが、心の支えとなり、特にヒロインにとっては重い責務に立ち向かう原動力となります。くうっ憐れ。

結構うつうつとした苦しい状況が続き、カタルシスが得られるのか不安になりますが、きっとそうなると期待したい。“ざまあ”より悲恋の行方が気になってきます。ヒロインには幸せになって欲しいです。
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