私たちはデキてません!~初夜失敗した元婚約者と王命婚でやり直し~【単話版】
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私たちはデキてません!~初夜失敗した元婚約者と王命婚でやり直し~【単話版】

奈院ゆりえ/マチバリ

気丈なヒロインの幸せの行方は?

2026年7月27日
うーん。複雑です。題名通りに展開するのでしょうか?先行きが気になります。

ヒロインは王太子室付のエリート文官。王太子の命令で王太子筆頭護衛と婚姻する事になります。その様な個人に重大な犠牲を払わせる命令を安易に出していいものかと思いますが、絶対王政でしかも隣国王女との政略結婚を敵対勢力を抑えて成立させる為に仕方なかったと理解しましょう。

ただ夫になる筆頭護衛とは、いわくありで、ヒロインの元婚約者。別れた理由はヒロインの実家没落なのですが、ふたりしか知らない理由があります。ひと目を忍んだ婚前交渉で、筆頭護衛が「きみとはできない。」と全裸で抱き合った状態から、ヒロインをひとり残して男が立ち去った過去があります。

その理由は第一話で筆頭護衛の内心で“婚姻叶わぬ女性の純潔を奪っていいものかと心が揺らぎ、女性の震える様を見て逃げ出してしまった。”と明かされます。その後、国境付近の戦線に参加し、3年ぶりに再会したが、未練があったがどう接してよいか分からなかった…というものです。

後悔していると言いますが、随分酷い仕打ちです。その後も特にフォローもない。

ヒロインとしては家が没落し、婚姻は叶わなくとも、愛した男と結ばれたい。それこそ命がけの想いだったはず。それなのに理由も明かされず、全裸で打ち捨てられたのです。

筆頭護衛の男は思いやりと想像力がなさ過ぎです。自分の行動が、愛する女性に一生消えない深い傷を与えた事に思い及ばない。

ヒロインも悲しく苦しかったでしょうが、こんな残酷な仕打ちをする男と縁が切れて、長い目で見ればラッキーでしたのに、運命のいたずらで業務上婚姻する羽目に。男はこれ幸いと復縁する気満々で、タイトル的にも復縁するのが前提なのでしょうが…それでいいの?!と強く思いました。

筆頭護衛が未練たらたらでも、ヒロインはなびかず、もっと素敵な真の思いやりのあるいい男と巡り会って結ばれてほしい。その方が断然面白いと思いますが、タイトルで既に誘導されているから無理なのでしょうか?

筆頭護衛は腕が立って見目は良くても、中身はクズ男で、ヒーローになるには資質に欠けます。ヒロインが他の男と知り合い、惹かれてなびいていく様を見て、報われず苦しむ当て馬役の方が合っています。挽回させるなら、相当な献身がないと無理ですね。経過を見守りたい。
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