あなたが今後手にするのは全て私が屑籠に捨てるものです
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あなたが今後手にするのは全て私が屑籠に捨てるものです

水無月弥生/音無砂月/御子柴リョウ

激しい暴力と陰謀の憎愛劇

2026年7月27日
暴力シーン激しいです。最終的には死に至る程の暴力。それ以前の段階でも、滅多打ちの暴行。少女マンガにしてはかなりなバイオレンスものになっています。

ヒロインは公爵令嬢。気弱で周りにいる親族からの搾取に、正しい認識を持つことなく、利用され尽くし、義妹(元々は従妹)に婚約者を寝取られ、厄介払いかのように嫁がされた子爵家の夫のDVで命を落とします。

今際の際、意識を失くす瞬間に7年前に死に戻ります。そもそもヒロインが搾取されるに任せたのは、実父の愛情を得たかったから。そして唯一愛してくれるかもしれない婚約者の機嫌を損ねたくなかったから。

しかし一度目の人生では、爵位も財産も奪われて、嫁いた子爵家で5年間、毎日DVにさらされ苦しみます。何度も実父と義妹に助けを求めて手紙を送りますが、打ち捨てられ死を迎えます。

二度目の人生では前世の記憶を保っており、自分を見捨てた実父、義妹、婚約者の愛情を求める事を断ち切り、正当な権利を維持する戦いをします。

彼ら以外にも、爵位と財産を掠め取ろうと群がる親族がおり、気を緩める隙もありません。しかし、一度目の人生では関わらなかった第二王子が現れ、何故か好意を示し、力を貸してくれるのでした。ヒロインは腑に落ちなさを感じながらも、交流を持つのでした。

実父、義妹、婚約者から踏みにじられた人生をいかにして取り戻し、揺るがないものに出来るのか?そこが見どころになります。そしてヒロインから甘い汁を吸った者達がいかに“ざまあ”されるのか?

因果応報の物語が、中途半端なぬるさ無く、原作では展開されます。暴行も、愛も、憎しみも、迷いなく振り切れており、全般的に激しめ。ハッキリとした断罪と狂愛に近い物語が繰り広げられます。メリハリ効いています。
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