「さようならはこちらです
」のレビュー

さようならはこちらです

阿部あかね

憎めない人たちと余白のあるエンドが最高

ネタバレ
2026年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 若い頃に恋人同士で、攻めの不義理で恋人関係は解消しているものの、付かず離れずな二人。
最終的には攻めが受けを好き好き♡で、受けもまたはなっから嫌いになんてなってなくてハピエン♡…と、思いきや、色々あって受けは攻めと物理的な距離を取る行動を…。

阿部先生のキャラクターって、過去には不貞もあったり、貞操観念どうなってんの?みたいなキャラ多いのに、ストーリーの時系列の「現在」では「身も心も貴方のモノです♡」みたいなタイプが多くて、現実にいたら「そんなもん信じられるかーー!!!」なのに、彼らの深い愛が伝わってきてしまう…先生自身が人間が好きできちんと向き合っている方だから、こんな厚みのあるキャラが生み出せるのかな〜と勝手に知った気になって唸ってしまいます。

それに、1話目の四国に逃げた女性と坊っちゃんの話も、ラストのモラハラ妻の話も、どれも全部は見せていないのが、粋というか、「野暮ったくなさ」を感じました。
オチまで全部説明セリフで言っちゃったり、セリフのニュアンス(「……」の多用とか)まで伝えてこようとする作品もある中でそこがすごくカッコいい!

あと、タイトルがめちゃくちゃエモい!声に出して読みたいタイトル!!
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