このレビューはネタバレを含みます▼
堂々の完結!とある事件によって決別した2人。その元凶となった黒幕を追うミステリー要素と、コップに注がれた表面張力の如く師弟関係の均衡が崩れるのをそれは熱く見守ってました!
中華ファンタジーですが、サラリと50年後の再会に半世紀!?うっそ〜ん!帯にあった悠久の刻を越えてってそう言う事〜?
普通に考えて申鳳は60代、宵星は下手したら70代以上のご長寿CPになってしまう(笑)仙籍に入ってらっしゃる?という伏線も含めて、最後まで追ってましたが特に回収される気配もなく読了。
当主の父の命とはいえ、申鳳が宵家の罪なき人を殺めた事実を償うという意味では必要な歳月だったんだろうと。
宵家の唯一の生き残りとなった宵星、仇となった申鳳と共に複雑な胸中を抱えながら、不可解な事件を解決していく中で蟠りを修復してくまでの距離の縮まり方もじっくり。
幼少期から慕っていた宵星への想いがなかなか伝わらないもどかしさ、大人の余裕でドンと構える宵星に理性で耐えてる大型ワンコの待て!が健気…しかも渾身のチューを勘違いで済まされ益々不憫(笑)
旧知の間柄、相手の事を理解し深く信頼しているからこその絆も見えてくるから、くっつくのも時間の問題だなとニヤリ。小冊子ではそんな2人の過去がほっこり描かれていて、可愛い申鳳が逞しく成長していく姿を間近でみてきた宵星視点も好き。
途中あからさまに申鳳に好意を持つ当て馬っ子によって、寝不足になるほど宵星の心を乱してたんだなと想像して、むっとした顔すら可愛いく思えちゃう。有難い事にこの先もいい仕事してくれます⭐︎
終盤に行くに連れ2人の進展と事件解決の糸口との両側面からの展開に衝撃の結末を期待してましが、そこは予想通りというか。両家の複雑な因果関係と孤独を抱えた申凌の心が生み出した闇。丁寧に描かれ実質3巻で纏めあげるには十分だったと思うボリュームでした!
申鳳が2度と同じ轍を踏まない為にその選択をするのも、宵星に赦された様に手を差し伸べる優しさにも頷けました。
丸く収まって、あと気になると言えばそう!アチラです!ずっとお預けだった申鳳が、いざというタイミングで踏み切れないのを年上らしくリードする宵星がめっちゃ色っぽかった…修正いらずでしたが眼福!
最後に胃腸炎で弱った胃に宵星の作ったお粥…食べたくなりました…