「邪神の弁当屋さん
」のレビュー

邪神の弁当屋さん

イシコ

センスが高くて深い物語

ネタバレ
2026年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう最初のページからセンスが爆裂していて心掴まれました。
そして深い…! まさか弁当作りでこんな深いものを見せられるとは。。。
レイニーの神の視点と人間歴の浅さが、ユーモアを交えながら端的に鋭く描かれている。

シンプルな線はデザイン的で、特に相棒のニワトリのチュンちゃんの、卵のような丸みに足が太いのが機能的かつキュート♡
アクションシーンが
 ばき ビターン ガバ
でいいのも、センスだよなあ。。

レイニーの顔はハンで押したような笑顔で変わらないけど
感情が滲んでいるように見える時があって。
その感情をどう見るかはたぶん読者に委ねられていて、
彼女を邪神と見るか神と見るか、それとも他の何かと思うか…それもたぶん委ねられている。
こちらの心の隙間に寄り添うような物語。

“美と愛”の神が消えていなくなっても、どんなに理不尽でも、
世界は存続し、愛は巡り、人生は美しい。

哀しみと優しさと愛に満ちた、とても美しい物語でした。
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