このレビューはネタバレを含みます▼
主人公の頑張りもわかるのですが、すべてのエピソードが直はすごいでしょ!と言いたくて描かれている感じで途中から食傷気味でした。ライバルたちも、色んな個性をぶつけてきますが、結局は直を成長させるためだけの存在で、直の新たな魅力を開花させたらあっさり負けを認めて退場、次からは直信者として味方登場になる。直を1番引っ張ってくれたジョージも、土壌作りだけやらされて、あとは直が1人で歩けるキャラになるためだけに殺されちゃいましたし。そのくせ立ち直りエピソードが終わったら、いつまでも夢を持ち、人生を切り開き続けさせたかったのか、直はあっさり脇も脇なモブキャラと結婚…こういう、主人公のためだけに周りが振り回され、一方的な正義を振りかざされ、引き立て役として使われ、必然性もなく悲劇に見舞わされる、都合のいい漫画は苦手です。生徒諸君パターン。