初恋を処する方法
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初恋を処する方法

ウノハナ

嫁に欲しい

2016年2月1日
好きな作家さんだけど、表紙を見てなんとなく敬遠してました。地味な真面目っ子とチャラい先輩に見えないですか…?
実際は、黒髪の子は元野球部の後輩で高身長で爽やか好青年で、茶髪の先輩はかわいい感じで、男っぽいですけど、色々あってどこか儚げな雰囲気。後輩くんの大きな手や長い手足はかなり魅力的。そんなルックスに加え、料理好き、スキンケア、世話焼き性で、一途で健気!はぁ、嫁に欲しい…紅茶をいれてくれ…
終盤、切なくて涙する場面も。
でも、後輩は涙で枕を濡らし、先輩にとっては大事な決断をしたあの夜の描写が何もないのが残念。
薄い扉一枚の向こうの相手に手を伸ばせなかったあの時から、朝を迎えるまでの数時間で先輩は何を想ったんだろう。庭で気持ちを伝えてはいますが、私には理由が足りませんでした。あと、殺したくなるほどのやきもち描写、もっと欲しかった…気持ちの大きさが逆転したところ(しそう)ももっと見たいです!
あ、あと、女の子たちの派閥には笑いました。三つに分かれるんですね。笑
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