このレビューはネタバレを含みます▼
主人公の序盤の記憶(改竄されてますが)で切子がおどけたポーズの後ろ姿のシーンで、ぎこちなさを感じ、笑っている同級生にも違和感。表紙やジャンルもあり恐らくは彼女がいじめの対象だったのだろうことが早くから予想出来てしまい、少し残念ではありました。ストーリーの練りもどちらかといえば深すぎず、サラリと読める一冊。ですがあの一枚絵に違和感を持たせられる作画力の高さは中々ホラーやミステリーには良いのではないでしょうか。つぶらな瞳はジャパニーズホラーの霊的なものというよりはモンスターに近い可愛らしさがあると思います。怖いかと言われれば同ジャンルの中ではそんなに…と思ったので星は少ないですがライトに楽しみたい方にはいいと思います。