アラフォー以上にオススメ





2016年8月17日
全27巻とも購読済。
島耕作シリーズの弘兼憲史が「黄昏流星群」以前に描いた作品。本作では、弘兼氏は絵のみの担当のようで、原作を脚本家の矢島正雄氏が手掛けている。
全27巻・全232話ともなると、さすがに「あまり面白くないなぁ」「似たような話だなぁ」というものも少しは混ざっている。
しかし、全体のクオリティは高い。
「黄昏流星群」が好きで、もっとクオリティの高い「黄昏~」が読みたいという方にオススメしたい。
なにしろ「黄昏~」は、確かに面白いが、一つのストーリーを5話、6話に亘って引き延ばしている点が気に食わない。
その点、「人間交差点」は基本的に一話完結型(わずかに前編・後編に分かれたエピソードもあるが)。
描かれているのも「老いらくの恋」だけでなく、「人間模様」をキーとした様々なエピソードが詰まっている。なにしろ第1話からして、いきなり刑務所内の女囚が、我が子を憎み、殺そうとする話なのである。
というわけで、中身の濃さでは「黄昏~」に勝っている本作だが、1980年代の作品なので、当時の世相が理解できていないとピンとこない内容ではある。
つまり、アラフォー、アラフィフにオススメ、ということだろう。
島耕作シリーズの弘兼憲史が「黄昏流星群」以前に描いた作品。本作では、弘兼氏は絵のみの担当のようで、原作を脚本家の矢島正雄氏が手掛けている。
全27巻・全232話ともなると、さすがに「あまり面白くないなぁ」「似たような話だなぁ」というものも少しは混ざっている。
しかし、全体のクオリティは高い。
「黄昏流星群」が好きで、もっとクオリティの高い「黄昏~」が読みたいという方にオススメしたい。
なにしろ「黄昏~」は、確かに面白いが、一つのストーリーを5話、6話に亘って引き延ばしている点が気に食わない。
その点、「人間交差点」は基本的に一話完結型(わずかに前編・後編に分かれたエピソードもあるが)。
描かれているのも「老いらくの恋」だけでなく、「人間模様」をキーとした様々なエピソードが詰まっている。なにしろ第1話からして、いきなり刑務所内の女囚が、我が子を憎み、殺そうとする話なのである。
というわけで、中身の濃さでは「黄昏~」に勝っている本作だが、1980年代の作品なので、当時の世相が理解できていないとピンとこない内容ではある。
つまり、アラフォー、アラフィフにオススメ、ということだろう。

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