さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
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さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

永田カビ

臨床心理士の硬いレビュー

2016年8月28日
私が仕事で臨床心理士やっているのでよみました。
とにかく、何度もヒットする言葉に出会いました。
一番反省したのは、自分の面接のありかたです。
自分は、言語化できない心を言語化して明確化する仕事なわけですが
そのときに、「あなたは、どうして○○なのかなぁって自分のこと思うかな?」という質問をします。
例えば、髪を抜くということ(本誌にものってますが)
「あなたにとっての髪を抜くことって、あなたにとってどういう意味がある?」
とか
「髪を抜いたら、どんな気持ちに出会うかな?」
とか

しかし、言語化できてない方にとっては、もやもやして、なんとなくそうしている
(リストカットもね→本誌でもでてます)

「あとで、私の質問と、自分の在り方がつながってくるけど、その当時はわからなかった」
であるように思います。

ただ、基本的に共感してぎゅっとしてほしいという それだけで生きていける方って
いて。

でも、私は風俗でもお姉さんでもないので、それはできなくて
彼らにそれが、この作者のように、言語化してもらいたいんだけど
どうしたらいいのか

ロジャースのいう「言葉の繰り返し」は、それをして、深まる方はいいんだけど。

==
など、これが気づいたことの1つだけど、かいたら、どうしようもないくらい 沢山気づきがあって。

こんな読み方している方はいないかと思いますがねw
って一応プロにこれだけ考えさせる内面の描き方。この作者の優れた自己描写だと思いました。
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