坂道のアポロン
」のレビュー

坂道のアポロン

小玉ユキ

なかなかの名作

2016年9月13日
ノスタルジックな雰囲気のどこか懐かしい世界観。丁寧な人物描写と心情描写。大きな感動や衝撃があるわけではないけどじわじわと心にしみる、出会えて良かったなと思わされた漫画でした。
長崎を舞台にした高校生たちのヒューマンドラマです。メインテーマではないものの音楽要素もあり。(ジャンルはジャズです)
少女漫画としては変わった絵柄と作風かもしれませんが癖や崩れがなく美しいので好き嫌いなく読めると思います。
作中、主要登場人物が方言を話しますがそれもよくある違和感や無理やり感が一切なくむしろ好感が持てます。というかこの話は舞台が長崎でないといけない。こういう設定に芯のあるお話が好きなので大満足でした。
ちなみに普段少女漫画なんて読まない夫も感動したと大絶賛していましたので男性が読んでも楽しめると思います。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!