このレビューはネタバレを含みます▼
結末にびっくり!!
作者さん、やってくれました!
少女マンガの「運命」というお約束を見事に裏切ってくれて、現実味のある切なさが増しています。
いや〜、ご都合主義の少女マンガの多い中でこの結末は清々しい。
どのマンガでも、ヒーローよりも当て馬君を応援してしまう私には、かなり衝撃的でした。
しかし、どこまでも切なく潔く身を引いて、華麗に振られ、ヒロイン&ヒーローのハッピーエンドに貢献し読者にツメ跡を残してこそ、当て馬君の魅力。。。というのも事実、と気付いた作品でもあります。
他の方のレビューに、先生がヘタレ、優柔不断、大人気ない、とかいっぱい書かれていますが、大人だからこその思慮、苦悩、葛藤、覚悟、が現実味があり逆に好感。
高校生からしたら先生は大人だけど、24、25の若者だしね。
実はこの作品の中で一番切なさを抱え、成長しているのは先生だと思いました。
すれ違いや立場、タイミング等で上手くいかなかった過去の恋を忘れないけど消化していくのって涙が出ますよね。