花宵道中
」のレビュー

花宵道中

斉木久美子/宮木あや子

儚く美しい生きざまの数々

ネタバレ
2016年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 郭の女郎の生きざまがオムニバスで展開されますが、先輩・後輩の関係だったり、姉弟だったり、同業だったり、同じ時代に生きていなくても、どこかで繋がっていて、それが当時の狭い吉原を象徴しているようです。恋の末に死を選ぶ人、生きて大門の外に出ることを叶えた人…様々な想いが交錯して、織り成す物語はどれも悲しくも美しいです。
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