逃げるは恥だが役に立つ
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逃げるは恥だが役に立つ

海野つなみ

自分の土俵で戦えと。

2016年12月21日
どうやら「自分の土俵で戦え」と。そういう意味らしいですね、「逃げ恥」という諺は。ハンガリーの諺だとか。勉強になりました。
自分の土俵=得意なフィールドということですかね。
このヒロインは常識度外視な発想の持ち主はありますが、家事スキル高い・マナーをわきまえている・高学歴・有資格者・性格も健康的 と、かなりスペック高いです。土俵(得意フィールド)はかなり多岐にわたると思われる。要領も悪いわけではないし、こんな良い娘が就職難なんて、世の中世知辛すぎるなぁ。

正直、絵柄には面白味を感じませんし、同僚とか親族とか見分け付かないときもあります。
物語の結末はおそらく、「雇用関係としての事実婚 → ほんとに想い合って結婚」で落ち着きますよねきっと。絵とおおまかなストーリーには、私は魅力を感じません。それでも読み進めたくなります。作品の中にしっかり流れる社会背景に興味が沸くからだと思います。

人はなぜ結婚したいのか。あるいはなぜ働きたいのか。

男女ともに他人事ではない、即答しにくい問いですね。

ちなみに私は、どちらも本能みたいなモンだから考え込んで立ち止まるのは意義が薄いと思っています。
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