桶川ストーカー殺人事件―遺言―
」のレビュー

桶川ストーカー殺人事件―遺言―

清水潔

事実は小説より奇なり

ネタバレ
2017年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ひとりの週刊誌記者が、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた……。埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さん殺害事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の深層、警察の闇とは。「記者の教科書」と絶賛された、事件ノンフィクションの金字塔!

というアオリ文句に引かれて購入。正直下手な小説なんかより数百倍…読み応えがあったと思います。警察も司法もマスメディアもなにやらきな臭い現在、是非老若男女に読んでほしい本だと思いました。
本当は「めちゃくちゃ面白かった‼」と言いたいのですが、亡くなった女性に申し訳ない気がして言えません。この胸が熱くなるドラマチックなミステリーは、フィクションではなく、ノンフィクションなのです。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!