愛すべき不実
」のレビュー

愛すべき不実

まさお三月

しっかりまとまった短編

2017年1月22日
「愛すべき不実」
男を惹きつける幼馴染修二に
うっかり手を出されてのめり込んじゃう慶太。
いつも彼女に振られる自分の何が悪かったのか、
修二との触れ合いで学んで行く感じが、可愛らしかったです。

「伸ばす手の先」
ハイスペックな自分を無遠慮に扱う杉本と、
庶民の学生生活を送るのを楽しんでいる御曹司の英明。
モブのキャラも立っていて、
エロも少しあり、読みやすいお話でした。

「何もかも遅すぎる」
目が覚めたら裸で知らない男と寝ていた。
行きつけの居酒屋バイトの染谷に告白される柏井。
お友だちから〜と、一旦付き合いを始めます。
流され系の主人公ですね。

「恋の証拠」
高校の寮で同じ部屋の2人の、すれ違いラブ。
青年の真っ直ぐな思い込みが楽しい作品でした。

他に、
それぞれのカプの一方のお部屋の書き下ろし
「彼氏のお部屋」が面白かった。

全体的に短編ながら良くまとまっていました。
ラブ度も高いです。
が、入り込むまではいかないかなー。
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