箱の中 【講談社版】
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箱の中 【講談社版】

木原音瀬

注!BL誌版と違い、後日談が入ってない!

ネタバレ
2017年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちらの講談社文庫版ではなく、BL誌Holly NOVELSの方で、続刊の檻の外と併せて読みました。

そちらで2冊、書き下ろし後日談も全部読んで、すーっっごく良かったです!
(星5はBL誌の方で2冊併せて読んだ評価です)

BLだけどBLとは思えないほど読み応えとテーマで、読者層を選ばない作品。
読んだ方は絶対に、その後の話も全部読みたくなる!
(なので文庫版ではなく、後日談収録のHolly NOVELSの方が確実です)

内容の感想については、Holly NOVELSの方でレビューしてます。
こちらでは違いの可能性についての案内をかねての投稿です。

<文庫本の注意>
*前回、作者さんの有名作美しいことを買うにあたり散々調べましたが、読者投稿で講談社文庫版では(少し?)改稿がある、後日談の収録がない、という情報がありました。
講談社文庫は一般書なので割安にはなりますが、私は元のBL誌掲載文で&後日談も確実に全部読みたかったので、作者さんの作品は全てHolly NOVELSで買うことにしました。
本作品では元のBL誌と文庫版の違いは調べてません。

*試し読みの目次情報:
この文庫版には檻の外も目次にあるようですが、Holly NOVELSの檻の外には表題作の他にさらに後日談が2タイトル収録されており、その後日談タイトルはこの文庫版の目次にはありません。
この後日談2つがすーーーっごく良くて、話のラストを恋愛的にも人生ドラマ的にも良い結びにしていました。
後日談もぜひ読んで欲しい!

*個人的結論:
おそらく文庫版は一般書なだけに、BL臭が少なく読み終えるようになってるのでは?と思います。
たとえ文章が全く同じでも、文庫版だけでは続刊檻の外収録の後日談2つはおそらく読めない。
そして、この後日談2つが読後の満足感が格段に大きい上に、よりBLぽくもありました。
BLとして読むならはじめからBL誌版2冊で読んだ方が、無難ではないかと思われます。

*いずれにせよ、どちらの出版社で買うかは各個人で違いを吟味しご判断ください。
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