花井沢町公民館便り
」のレビュー

花井沢町公民館便り

ヤマシタトモコ

価値観が覆される。

ネタバレ
2017年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルから、ゆるくてのんびりした田舎暮らしの話か何かと思ったら大間違い。
技術開発中の事故で命あるものが出入りできなくなり、はからずも隔離されてしまった町の人々を描いたもの。

「最後の一人」を登場させた後、時系列はばらばらで、世代が移り変わっていく様子が描かれる。
怖くて切ない。そして、今自分が置かれているなんでもない日常が自由であることに気付かされる。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!