昭和元禄落語心中
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昭和元禄落語心中

雲田はるこ

誰に視点を置くか

2017年2月11日
どのような視点で見るかで変わる作品。途中から思い始め、読みきったあとにまで残ったのは、女の業の深さと罪深さ。そっちに気を取られ、読後感の良いものではなかった。しかし、八雲は良かった。雲田はるこ先生の真骨頂。再度、読み直す。八雲だけに重点を置いて読めば、また変わるだろう。アニメを、いま初めて見ているが、漫画とはかなり違う。エンターテイメントに作られているため軽い。大衆性を得るため仕方のないことか。漫画の方が重厚なので、漫画で読むことをお薦めします。
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