このレビューはネタバレを含みます▼
リアルさは無いですが、なるほどそういう過去を経てそういう思いを抱くのね、と、キャラ達の心情の流れや個人個人が至る結論にムリヤリ感は無いので置いてきぼりを食らわずに済むという意味では心理描写は上手いと思います。
ただ、皆必要以上に思い詰め過ぎ。
過去の出来事とシンクロしたり、囚われたり、という展開が多いのですが、それゆえにしょっちゅう絶望したりしてます。
全体的に重くて、ちょっと道が開けたと思ったらまた試練、光が見えたと思ったらまたどん底の繰り返しで、いい加減ハッピーエンドでいいんじゃないかと思っちゃいます。
タカトこれ以上ボロボロにさせるの可哀想。
余談ですけど作者さん執着愛とか好きそうですね。
次回作は是非タカトのようなキャラに幸あれ。