そらトびタマシイ
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そらトびタマシイ

五十嵐大介

大自然のような厳しさと優しさ

2017年3月29日
五十嵐大介先生は『魔女』から知り、現在は『ディザインズ』を読むなどそれなりに読んでいると思います。超常的なものは理不尽であり、また簡単に幸せになどなれない、救いもたまにしかない、そういう作品を描く方というイメージがあります。『そらトびタマシイ』はタイトルのポップさとは裏腹に、短い作品の中でズバッズバッとダメなものはダメであり、生き残るものはそれなりの事になっていくという話が集められています。現代から昔話の世界まで、世界観が独特で少しえぐみのあるファンタジー作品を読みたい、と思った時に非常に良いなと思いました。
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