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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • MADK

    硯遼

    へきにささります
    ネタバレ
    2019年11月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前何かのきっかけで同作者のTwitterを拝見し、こちらの作品を知りました。屍体との行為、カニバリズムに加え、肉体の変容や改造という要素が強く、またそこに不死性を追加する事で延々楽しめるという、なかなか他にはない作品だと思います。
    一般的に、人には理解しにくい死への憧憬、性欲を取り上げており、それに応えられる存在が悪魔であった、というストーリーラインはあまり他で見かけません。ファウストのように、自己の満足を表す言葉を決めてあり、それによって取引が成立、終わるという、詩的な要素を持つ物語でした。
    主人公が悪魔に転生(変異?)し、次第に魔性を開花させていく様子が匂わせられて終わったのですが、先々のことを妄想するだけでもご飯が何杯行けるやら。
    個人的に好きなシーンが犬扱いされているところなのですが、本人的にあまり不満がなさそうにも見えてそれもまた良いなと思ったりしました。次巻などがあれば積極的に読みたい一冊です。
  • そらトびタマシイ

    五十嵐大介

    大自然のような厳しさと優しさ
    2017年3月29日
    五十嵐大介先生は『魔女』から知り、現在は『ディザインズ』を読むなどそれなりに読んでいると思います。超常的なものは理不尽であり、また簡単に幸せになどなれない、救いもたまにしかない、そういう作品を描く方というイメージがあります。『そらトびタマシイ』はタイトルのポップさとは裏腹に、短い作品の中でズバッズバッとダメなものはダメであり、生き残るものはそれなりの事になっていくという話が集められています。現代から昔話の世界まで、世界観が独特で少しえぐみのあるファンタジー作品を読みたい、と思った時に非常に良いなと思いました。