このレビューはネタバレを含みます▼
「僕とその続きを」の続き。読んでなくても何となくわかりますが、2人が付き合う過程がわかった方がより楽しめると思います。
朝日奈先生はやはりめんどくさかった!(笑)受けの大学のゲイの教授、朝日奈と教え子のノンケ大学生(20歳!)の椎名。特定の相手を作っても、本気になって失うのが怖いから気楽な相手と気楽に付き合ってきたはずの朝日奈先生が、真っ直ぐな椎名の真っ直ぐな想いをとりあえず受け止めたのが前作。今回はその甘々な2人に暗雲が立ちこめます。あちこちから「結婚は?」と聞かれ、行き掛かり上見合いをすることになった上、学生時代の片想い相手と再会、おまけに相手は離婚して、酔っ払って家に泊めることになり…。このシリーズ、朝日奈先生のツンデレ具合がいい感じです。Hの時はめちゃエロ可愛いので、嶋二先生作品の中では結構エロあり。椎名もただの単純な子ではなく、きちんと察することのできる子なので、余計に距離が出来てしまいそうになりますが、でもよく頑張った!2作目も「しあわせっていうのかな」に入ってる短編、「受話器の向こう」の続き。あの作品も切なくて好きだったので、続きが読めて嬉しかった。こちらは、本編読んだ方がいいと思います。どちらもお互いをすごく好きなのが伝わって、読後感良いです。